【実施日】2022年6月21・22日
テーマ:食中毒予防
6月の透析食講座は「食中毒予防」についてお話をさせて頂きました。
食中毒を予防するには以下の「食中毒3原則」を守りましょう。
●菌をつけない
手にはさまざまな細菌が付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを食べ物に付けないために、次のような場合は必ず手を洗いましょう。
〇調理を始める前
〇生の肉や魚、卵などを取り扱う前後
〇調理の途中でトイレに行ったり、鼻をかんだりした後
〇おむつを交換したり、動物に触れたりした後
〇食卓につく前
〇残った食品を扱う前
調理を行う際はまず、加熱ぜずに食べるものから取り扱うようにしましょう。
また、生の肉や魚などの切ったまな板などの器具から、加熱しないで食べる野菜などへ菌が付着しないように、使用の都度きれいに洗い、殺菌消毒などを行いましょう。
またラップをかけるなどしてほかの食品についている細菌がつかないようにしましょう。
●増やさない
細菌の発育適温帯は20℃~50℃です。この温度を避け、低温域または高温域のどちらかで食品を保管しましょう。
食品の保管温度は5℃以下または65℃以上にしましょう。
細菌は10℃以下で増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下で増殖が停止します。食べ物に付着した菌を増やさないために、購入後や調理後すぐに食べきらないものはできるだけ早く冷蔵庫へ保管しましょう。
●菌をやっつける(加熱調理)
細菌は中心温度が75℃1分間以上加熱
ウイルスは中心温度が85℃~90℃で90秒以上加熱
※食中毒菌の多くは充分な加熱で死滅します。
またふきんやまな板、包丁などの調理器具にも、細菌やウイルスが付着します。特に肉や魚、卵などを使った後の調理器具は、洗剤でよく洗ってから、熱湯をかけて殺菌しましょう。
参考文献:あなたの暮らしをわかりやすく政府広報オンライン「食中毒予防の原則と6つのポイント」
厚生労働省 食中毒「できていますか?衛生的な手洗い」
≪展示食≫
●ピースご飯 ●焼き鳥風
●酢の物 ●厚焼き玉子 ●ビール風ゼリー
★焼き鳥風★
<材料>(2人分)
・鶏もも肉 160g
・濃口醤油 16g
・酒 40g
・みりん 6g
・砂糖 6g
・鰹・昆布だし 40g
(水溶き片栗粉)
・片栗粉 1g
・水 2g
・根深ねぎ 20g
・いんげん豆 5g
(付け合わせ)
・サニーレタス 20g
・トマト 40g
・レモン 10g
<作り方>
① 鶏もも肉を一口大の大きさに切り、合わせ調味料に漬け込む。
② フライパンで①を焼く。
③ フライパンの中に残った調味液を鍋の中に入れ水溶き片栗粉でとろみをつける。
④ 根深ネギは輪切り(薄目)にし、湯でこぼす。
⑤ 付け合わせのトマトは半月スライスに切り、レモンはくし形(8等分)に切る。
⑥ 皿にサニーレタスを敷き、その上に鶏肉を盛りつけたら④を散らし、③のソースを上からかける。
⑦ いんげん豆を上に盛り付ける。
⑧ トマトとレモンは横に添える。
【1人分の栄養価】
エネルギー:247kcal
たんぱく質:15.1g
カリウム :288mg
リン:120mg
食塩 :1.3g
水分:136.6g
★酢の物★
<材料>(2人分)
・かに風味かまぼこ 10g
・きゅうり 60g
・わかめ 0.6g
・塩 0.4g
A・穀物酢 8g
A・砂糖 6g
・生姜 4g
<作り方>
① きゅうりを輪切りに切り、塩もみをし、流水する。
② 生姜は千切りにし、鍋に水と生姜を入れ湯でこぼす。
③ かに風味かまぼこは真ん中を切り、手でさき、わかめは水の中に入れ戻す。
④ 鍋に水を入れ、沸騰したら②を入れ湯でこぼす。
⑤ ①と③の水をしぼり、②とAを入れ混ぜ合わせる。
【1人分の栄養価】
エネルギー:23kcal
たんぱく質:1.0g
カリウム :70mg
リン:17mg
食塩:0.4g
水分 :37.9g
★ビール風ゼリー(リンゴ味)★
<材料>(2人分)
・リンゴジュース 150g
・ゼラチン 3.2g
・水 10g
・砂糖 13.34g
<作り方>
① ゼラチンと水を入れゼラチンをふやかす。
②鍋に①と砂糖を入れ、砂糖を溶かす。
③ 沸騰直前で火を止め、リンゴジュースを入れ、混ぜ合わせる。
(泡の部分)
① 1ℓ分ビール泡用に取り置きをし、他は人数分カップに次ぎ分ける。
② ハンドミキサーor泡だて器で冷やしながら攪拌する。
③ カップについだリンゴジュースが冷やし固まったら、泡を入れて再度冷やす。
【1人分の栄養価】
エネルギー:32kcal
たんぱく質:1.4g
カリウム :0mg
リン:0mg
食塩:0g
水分 :150.2g
<1食の合計>
エネルギー:648kcal
たんぱく質:27.6g
カリウム :570mg
リン :279mg
食塩 :2.7g
水分 :518.2g
今回くまクリニックでは「父の日」にこちらのメニューを提供させていただきました。
いつもと違ったメニューに皆さんとても喜ばれていました。
いつもと違ったメニューを作ってみませんか?
是非、ご家庭で作ってみてください!
管理栄養士 島松千智・竹下京香
医療と介護の連携を実現した安心・安全の理想の住まい。
福岡市博多区銀天町のサービス付き高齢者向け住宅・メディケアホーム南福岡です。
隣接のくまクリニックへの通院透析等、様々な病状に対応可能。
お問い合わせは092-558-6021(メディケアホーム南福岡代表)まで