くまクリニックでは、毎月集団栄養指導を行っています。
今月のテーマは『間食・デザート』です。
間食時にはお薬(リンの吸着剤)を飲まない場合が多い為、リンがそのまま吸収されやすくなってしまいます。
間食・デザートは、食事で足りない分のエネルギーを補ってくれます。
たんぱく質は食事から摂るのが基本ですで、間食は低たんぱく質、高エネルギーのものを選びましょう。
ただし、食塩が多いスナック菓子などは要注意です。
【実施日】2018年6月18・19日
★展示食(朝食)
白ご飯 ・玉葱の味噌汁・五目煮・漬物・もも缶
エネルギー398kcal・たんぱく質11.7g・リン163mg・カリウム419mg・食塩1.5g・水分303cc
★展示食(昼食)
白ご飯・鶏の甘酢あん・シュウマイ・ビーフンソテー・パイン缶
エネルギー846kcal・たんぱく質25.1g・リン279mg・カリウム554mg・食塩2.1g・水分312cc
★展示食(夕食)
ご飯・竜田揚げ・付け合わせ・煮びたし・豆腐のカニ蒸し・スイカ
エネルギー634kcal・たんぱく質23.0g・リン318mg・カリウム570mg・食塩1.9g・水分329cc
≪3食合計の栄養価≫
エネルギー:1,878kcal・たんぱく質:59.8 g・リン:760mg・カリウム:1,543mg・食塩:5.5g・
水分:944cc
≪レシピ紹介:【鶏の甘酢あん】 材料(2人分)≫
(材料)
鶏もも肉140g・たまねぎ60g・青ピーマン10g・赤ピーマン10g・黄ピーマン10g
(調味料A)
濃口醤油 小さじ1/3(2g)・酒 小さじ1/2弱(2g)・まぶし用の片栗粉 小さじ2(6g)・
揚げ油 大さじ2弱(20g)
(調味料B)
濃口醤油 小さじ2弱(10g)・上白糖 小さじ2(6g)・穀物酢 大さじ1弱(12g)・鳥がらだし 大4(60g)・
片栗粉 小さじ2(6g)
(作り方)
①鶏もも肉は一口大に切り、調味料Aで下味をつけておく。
②玉葱は1cm幅にスライスし、青・赤・黄の各ピーマンも同じく1cm幅に切り揃え、茹でておく。
③①の鶏もも肉に片栗粉をまぶし、熱した揚げ油でカラリと揚げる。
④ボールにBの調味料と片栗粉を加え、甘酢あんを用意する。
⑤④のあんを鍋で熱し、②③を加え、手早くからめて器に盛る。
【1人分の栄養価】
・エネルギー:294kcal
・たんぱく質:12.4g
・食塩:0.9g
・カリウム:300㎎
・リン:142mg
・水分:131g
洋菓子は、小麦粉や卵、バターをたくさん使うため、和菓子に比べて高たんぱく質になりがちです。
高たんぱく質の食べ物には、リンも多く含まれています。
間食やデザートを上手に選択して、リンを上げ過ぎないようにしましょう!
どうしても食べたい場合は、お薬(リンの吸着剤)を上手に活用しましょう!
管理栄養士 川井康子・田中愛
医療と介護の連携を実現した安心・安全の理想の住まい。
福岡市博多区銀天町のサービス付き高齢者向け住宅・メディケアホーム南福岡です。
隣接のくまクリニックへの通院透析等、様々な病状に対応可能。
お問い合わせは092-558-6021(メディケアホーム南福岡代表)まで